アドリブの練習 歌いながらバイオリンを弾く(1)

「歌えないことは楽器では弾けない」
ジャズのアドリブについて
色んな人に言われてきました。

歌うことは話すと同様
神様が人間に与えた贈り物です。

人間の声に人は最も惹かれるのです。

なにしろ一直線に表現できるのですから
かないません。

楽器はと言えば
脳が指令を出して身体を動かし
そこから別の物、つまり楽器を弾くという行為が
もう1段階余分に必要になってきます。

昨日のジャズバイオリンのレッスンで
アドリブの練習をしていて
私の演奏が八分音符の羅列で
ただコードを追っているだけでつまらない。。

「一度楽器を横において歌ってみて」
と先生に言われました。

先生のバッキングで歌うと
鼻歌だけれどなんだかどんどん歌える!
それも楽しくてたまらない!

先生が
「ご機嫌だね。じゃ今度は楽器もって、指だけ押さえて歌ってみて」

楽器を持ち、指で指板を押さえながら歌うと
やっぱり冴えないのです。

「おかしいなあ、歌うとちゃんとスイングするし
フレーズも出てくるのに。。。

中村さんの頭には今まで聴いてきた蓄積や
フレーズはあるのに、それが指に伝わらないんだね。

脳が弾きたいことを弾いてるのではなく
指が弾きたい事を優先している。
指に脳が支配されています。」

難しい事をおっしゃいます!

「その主従関係をひっくり返してください!」

どうしたらいいのでしょう?

「意識を変える事です!」

うーん、やっぱりわからない。
もう一声!

「短いフレーズを歌ってみて、それを弾いてみて。
そのとき何の音だったのかをちゃんと確認してね」

これならできるはず!

これは希望のもてる出来事でした。
今までやってきたことが
少なくとも頭の中にはあるのですから!

今まで必死でフレーズ練習やら
耳コピやらしてきたことが
一応少しは記憶されていたのです。

それがうまく楽器に伝えられない。

またまた課題が見えました。

三井先生のレッスンに行くと
必ずその時々の課題を的確に指摘されます。

そしてそれに取り組めば
一歩進むことがもうわかっているので
課題が見つかると
「やった!」
と心が躍ります。

でもこの歌いながら弾くことの難しさは
半端ではありません。

クラシックバイオリンで
譜面の音符を見た瞬間に
指がその場所を押さえることはできても
譜面にはないフレーズを一瞬で記憶から取り出し
その音を指で押さえるのは至難の業。

でもこれができれば進歩できそうな予感です。

そして試していて気づいた事があります。

それは
「バイオリンを弾きながら歌う」
のではなく
「歌いながらバイオリンを弾く」
ということ。

バイオリンが先にくると
どうしても指が先に動いてしまう。
歌う事に集中していると
指がついてくる
というのが理想です。

楽しくなってきました!

アドリブ練習 歌いながら弾く (2)

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