「子どものひきこもり」 親としてできること

「子どものひきこもり」 親としてできること

「ひきこもり」の人がいる家庭数は
なんと32万世帯もあるという記事を読みました。

我が子も大学生という身分はあるものの
めったに外出せず家に居ます。

他者と関わらない形の外出(コンビニや散歩)も
ひきこもりと見なすらしいので
うちの子も「ひきこもり」なのかしら?

昼夜逆転で夜中に起きて昼間寝ていたり
その逆だったり。

その昔
小学生で不登校が始まった頃は
「なんとしても学校に行かせなくては!
そうでなければこの子の人生は終わりだ。。。」
と思って毎日真っ暗になっていました。

そして
そのまま中学になると
「あら、学校に行かなくても卒業できるんだ」
ということを知り

高校は定時制の
「都立新宿山吹高校」
で居心地がよかったのか
3年間通って友達もできました。

そして
大学にも合格して今や
花の大学生。

私からすれば
楽しい大学生生活なのにもったいない。。。
と思うのですが
本人には居心地が悪いのでしょう。

ひきこもりや不登校の原因
調べればいろいろと出てきます。

家庭、母親、父親、お金、社会・・・

もちろん
原因がわかれば
今後のひきこもり対策に役立てる事ができるでしょう。

でも今真っ只中にいる人たちには原因追求ではなく
今どうするかが切実な問題なのです。

今までに
既にありとあらゆる事を試しているのです。
でも解決しなかった。

我が子を見ていると
「普通にできない自分」
と常に向き合っていて
「なんとかしなければ」と焦るのに「どうしてもできない」
ことに毎日軽く苦しんでいるように思います。

「軽く」というのは
一見機嫌もよく
家族ともよくしゃべり、悩んでいないよう見えるから。
でもその焦りや苦しみは
ずっと彼の頭の片隅から消えないのです。

「大学行かないの?」
喉元まででかかった言葉を私が飲み込むのは
行かなければならないことを本人が一番知っているから。

好きなだけだらだらして
「何もせずに家にいること」を
何の罪悪感もなく

「え?何が悪いの?」

と心から言えるようになったとき
ひきこもりから脱出できるのだと思っています。

今の私ができることは
その罪悪感を
なんとか少しでも減らしてやることだと思っています。

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