最近亡くなったピアニストの中村紘子さんの言葉
「たとえ未完成でも
『聴いて欲しい!』と引っ張る力が何より大切!」
ジャズバイオリンの先生も言っていた。
「『私を見て!』という気持ちで弾かなくちゃ!」
そうなのだ。
「ちゃんと弾けるようになったら」
「間違えないように完璧に弾かなくちゃ」
なんて思って謙虚に弾いているつもりでも
そんな演奏を誰が聴きたいのだろうか?
ただ自信のない
弱々しい演奏に
あるいは
間違いはないけれど面白くない演奏に
誰が耳を傾けるのだろうか?
中村紘子さんの
「たとえ未完成でも」
というところに優しさを感じます。
だって完成することなんて多分ないから。
ずっと未完成なのだけれど
それでも
「私を見て!私を聴いて!」
と言う思いで弾くことが大切なのですね。
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