ピアノの調律をしてもらいました。
「全部耳で聴いて合わせているんですか?」と
思わず質問すると
「そうですよ。
バイオリンと同じ。
でも弦の数が多いから
オーケストラの弦楽器のチューニングを
全部一人でやるようなものかな」
でもピアノは平均律
バイオリンの純正律のチューニングとは違います。
ピアノを純正律で合わせて行くと
微妙にずれていくので
一番下の「ド」と一番上の「ド」がぴったり合わなくなってしまいます。
バイオリンのチューニングは
まずA線(ラ)をピアノか音叉で合わせて
次にD線(レ)と2本同時に弾いて合わせます。
そのときに変なうねりが出ないようぴったり合わせる必要があります。
次にD線とG線(ソ)
最後にA線とE線(ミ)を合わせて終わりです。
ピアノは5度の2音を弾いたとき
ある回数のうねりが残るように合わせると
平均律になるように計算されているようです。
「その回数を数えているだけですよ」
簡単におっしゃいますが
とにかく職人技です!
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