今日はクリスマス
子どもたちが小さいときには
24日の夜中にこっそりと枕元にプレゼントを置いていました。
まだサンタクロースを信じていたときには
スーパーの包み紙から
別のクリスマス用の包み紙に変えて
見つからないように隠しておいたり
夜中の3時に目覚ましをかけて
起こさないように忍び足でプレゼントを置いてくる
それはそれは体力の要る
一大イベントでした。
「サンタクロース?ママだよね、知ってるよ」
と言うようになってからも
朝起きた時の歓声が楽しみで
やめられず
大学生になっても
「やっぱり枕元に置いてほしい〜!」
という要望に応えて続けていました。
そのうち
子どもたちもすっかり大人になり
そのイベントは終わりを告げました。
先日
そんな話を子どもとしていたとき
「プレゼントが絵本だったときはがっかりしたなあ」
と娘が言うのです。
「俺なんかメモ帳だった」と息子。
ポケモンやセーラームーン全盛の時代に
「からすのパンやさん」
は彼らには渋いプレゼントだったのかもしれません。
そういえば
私も子どもの頃
誕生日のプレゼントに
「野菊の墓」の文庫本を母から貰いました。
やはりがっかりして
「なぜ野菊の墓?」
と思ったのを覚えています。
今となってはわかりませんが
母も私も
なんらかの思惑か事情があって
その時は本をプレゼントしようと思ったのでしょう。
あれから月日が経ちましたが
「からすのパンやさん」は
今でも本棚に綺麗なまま並んでいます。
それを見る度に私は懐かしい気持ちになりますが
貰った方は何の本だったかすっかり忘れている・・・
そんなものですね。
娘たちも自分の子どもの枕元に
夜中にこっそり
プレゼントを置くのかしら?
メリークリスマス♪
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