投げ銭ライブが日本人に馴染まないわけ

投げ銭ライブが日本人に馴染まないわけ

投げ銭ライブ

コロナの前はよくやっていました。

その度に

「日本にはあまり馴染まないんだろうな」

と感じていました。

「投げ銭はいくらがいいのかしら?」
「他の人はいくら入れてるのかしら?」
「チャージが決まっている方が気楽」

そんな声も聞いています。

そんな時
ちょっと前に
こんなお話を聞きました。

明治時代
イギリス人女性が一人で
日本を訪れました。

のちに「日本奥地紀行」を書いた
イザベラ・バードです。

その「日本奥地紀行」の中で

彼女が宿の使用人や案内人に
とても親切にしてもらい
今で言うチップを渡そうとしたそうです。

そうしたところ
彼らは皆

「私は自分の仕事をしただけです。
受け取るわけにはいきません」

とどうしても受け取ろうとしなかった。

イザベラ・バードはとても驚いたようです。

これがイギリス人女性のみた明治の日本人の姿。

チップの制度や
大道芸などの文化の違いもあるけれど

日本人のこのような生き方が
なんとなく投げ銭やチップになじまないのかもしれません。

問題は
投げ銭をいただかないと
ミュージシャンに報酬がないこと?

ミュージックチャージがあってさらに
気に入っていただいて

「おひねり」

があるシステムならば問題ないのですが

投げ銭のシステムは
なかなか難しい。

日本人にあった
いいシステムがあればいいなと思います。

 

ジャズカテゴリの最新記事