覚和歌子さんの
「いつでも何度でも」(千と千尋の神隠し)
の歌詞の中に
生きている不思議 死んで行く不思議 花も樹も街もみんな同じ」
という一節があります。
母が58歳で亡くなるまで
人の死というものを
それほど身近には感じていませんでした。
母を亡くして
人は本当に死んで行くのだと
初めてわかったような気がします。
結婚してからも
母とは毎日のように電話で話していました。
子どものこと
今日のおかずはどうしようか
ということまでなんでも相談して
私の愚痴も黙って聞いてくれていた母。
突然母がいなくなり
私はすべて自分で考えて
決断しなければならなくなりました。
あまりにも母に頼りきっていたことに気づき
唖然としたのを覚えています。
一人になって初めて
私は自分で自分の人生を生きることになったのです。
私は子どもたちに
常日頃から自分で考えるように
自分で判断するようにと
言ってきました。
子どもの精神的自立
それが私の子育ての目標です。
もうすぐそこにある
でも
手の届くところにありそうで
届かないのは
まだ私が子どもの手を離さないからなのかもしれません。
覚さんのライブで心に留まった一節
ふとそんなことを考えました。
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