バイオリンやヴィオラを弾く人をよく見てみると
ちょうどあごの左下あたりに
「あざ」のようなものがあるはずです。
肩と顎で楽器を挟むので皮膚がすれて
あざのようなかさぶたのようなものができるのです。
学生時代から
どのバイオリン仲間を見ても
みんなその「印(しるし)」を持っていました。
私はというと
どんなに練習してもそれができないのです。
それがある種のコンプレックスになっていました。
「印」があってこそのバイオリニスト!
バイオリニストとしての勲章!
そう思っていました。
そして未だに「印」はうっすらとはあるものの
強者たちのようなしっかりしたものには
どうしてもならないのです。
ところが
少し前に左の鎖骨の先端が異様に盛り上がっているのに気づきました。
多分軟骨が固まったものかもしれません。
楽器をはさむ顎ではなく
肩の方にその勲章はあったのです!
楽器の挟み方で違ってくるのかもしれません。
顎の下の印より目立たないのがちょっと悔しい。
でも変なコンプレックスは少し解消されました。
めでたしめでたし。
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