「Stardust」
「Body and Soul」
「Stompin’ at the Savoy」
Dbキー(レの半音下から始まる音階)の代表的な曲です。
Dbにはフラット記号が5個もついています。
慣れないのと解放弦が使えないのとで
バイオリンには厳しいキーです。
なので半音だけ下げてCキー(ドから始まる音階)にしてもらえませんか?
と言いたくなるのですが
どうもそれはよろしくないらしい。
Db独特の響きというのがあって
キーを変えるとそれが損なわれるらしいのです。
しかし
同じ曲を同じキーで演奏しても
例えばサックスとバイオリンでは
聴こえ方が違うのは当たり前です。
であれば
バイオリンらしい響きがするキーで演奏するのが
その曲が一番素敵に聴こえるのではないでしょうか。
「そんな事言って逃げちゃだめですよ、中村さん」
と若手ピアニストのK君に言われそうですが
弾きにくいキーで表現が制限されてしまうよりも
弾きやすいキーで良い演奏ができる方がいいのではないかしら
と思います。
とはいえ
あまり苦手を多く持つのも考えものですが。
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