バイオリンを弾いているとよく
「ストラディバリウスですか?」
「楽器、高いんでしょう?」
と聞かれます。
200年以上前の楽器なんてざらにありますし
何千万円、何億円と言う値段がつくものもあります。
私の楽器と言えば
イタリア で作られてまだ10年足らず。
7年前に購入した時はまだまだ3年の若い楽器でした。
楽器店に選びに行った時には
新しい楽器を買うつもりではありませんでしたが
試し弾きをしているうちに
気に入って決めました。
「新しい楽器はこれからどんどん音色が変わりますよ」
「音色を育ててくださいね」
と言われました。
古い楽器はたくさんの人が弾いてきて
音色が出来上がっていることが多いそうですが
若い楽器はこれから音色を育てていく楽しみがあるのだそうです。
今は若いこの楽器も
これからいろんな人の手に渡り
いろんな音色を重ねていくのでしょう。
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