先日
自分が演奏している動画を見て
弓の上部4分の1しか使っていない事にショックを受けました。
元弓(弓の手元の部分)はほとんど使っていない。
たまに全弓を使ってもスピードが出ていない。
そういえば
以前オーケストラで弾いている時も
「もっと弓を大きく使って」
と言われていたし
ジャズバイオリンの先生にも
「弓幅が小さすぎる。もっと自信もって大きく弾いて」
と言われ続けていました。
この事実
わかってはいたけれど
今までは
それよりも
演奏の内容ばかりに意識が行っていたのです。
「フレーズをちゃんと弾く」とか
「音程をちゃんととる」とか
「リズムを2・4で感じる」とか
そんなことに必死で
弓の使い方を顧みる余裕なんてありませんでした。
ですから
動画を見ても
弓の幅、スピードには目もくれず
音程をはずしたことや
おかしなフレーズを弾いてしまったことばかりに
意識を集中させてはがっかりしていたのです。
ここに来てやっとのことで
弓使いを意識できるようになりました。
弓の幅、スピードが変わると
音色にも艶が出てきます。
こんな当たり前の事
今更ではありますが
いつも意識していないと
なかなか難しいのです。
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