ジャズバイオリン 譜面どおりに弾いてしまうことの弊害

ジャズバイオリン 譜面どおりに弾いてしまうことの弊害

長年
楽譜を見て演奏してきたので
目で見た通りに弾いてしまいます。

音符もリズムも
見た通りに指が動くのです。

頭で考えるというより
視覚と指の筋肉が
直結している感じ。

いいじゃないか
と思われそうですが

確かに初見のときなどは
とても重宝です。

でも
ことジャズになると

おじさまたちに

「教養が邪魔するねえ」

と皮肉まじりに言われてしまいます。

♪同じ曲でも弾く度に違う。
♪最初と最後のテーマでも
 違う演奏をする。

同じ演奏にならないのがジャズなのです。

習慣とは恐ろしいもので
どんなに頭で考えて
今度こそ
変化をつけて弾こうと思っても

音符を見たとたん
脳は指の筋肉に指令を出し
その通り弾いてしまうのです。

解決方法はただ一つ

譜面にお別れすること

暗譜ではなく
その曲を知り尽くし
無意識に鼻歌で歌えてしまうということ。

 

それでも
曲をど忘れすることもあります。

コード進行を
確かめたいときもあります。

そんなときにちらっと見るだけ

初めての曲や
アレンジされている曲は
譜面がないと困ります。

✏️よく知っているのに
✏️本当は見なくても弾けるのに

「不安だから一応譜面台に置いておく」

ちょっとみるだけ・・・

でも
気づくとその通り弾いている。

譜面台は
せめて真ん前ではなく
ちょっと横に置くぐらいにしたいものです。

 

 

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