自分は「どのようにバイオリンを演奏したいのか?」を考えた

自分は「どのようにバイオリンを演奏したいのか?」を考えた

コロナ禍で演奏機会が減る中で
「自分はどのようにバイオリンを演奏したいのか?」
を考えました。

「ステファン・グラッペリ」のようにエレガントに弾きたいのか?
「スタッフ・スミス」のようにスイングしまくりたいのか?
思い切りかっこよくアドリブを弾きまくりたいのか?
「素敵!!」と言われて拍手喝采を浴びたいのか?

もちろん全て当てはまるし
そのために努力もしてきました。

でもそれだけでは
なんとなく心が満たされない。

なぜだろう?

と考えながら何気なく

ボーカルの方に譜面をもらったので
YouTubeにアップしようと
武満徹の「三月のうた」と
一青窈の「ハナミズキ」を弾いてみました。

そして気づきました。

「私はバイオリンで歌いたい」

歌には歌詞があり
歌詞にはものすごい説得力があって
それを人間の声で歌われると
どんな楽器もかないっこありません。

人間は自分たちの声に近い音色を
いい音と思うのだと思います。

でも私は歌えないし
バイオリンしか弾けません。

歌詞がなくとも
歌詞があるのと同じくらいの力を持って
バイオリンで歌いたい。

そう思い始めています。

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