ドイツのハイスクール生活 勘違いでごめんなさい

ドイツのハイスクール生活 勘違いでごめんなさい

中学〜高校までドイツのハンブルグで過ごしました。

International School Hamburg
という学校に通い始めた私でしたが、
ドイツ語はもちろん
学校の共通語である英語もほとんどわかりませんでした。

欧米、中東、アフリカ、アジア、オーストラリア。。。
様々な国の子どもたちが通っていました。

そしてその子たちの大人びてかっこいい様子といったら!

大阪の中学校から突然放り込まれた私は
制服以外におしゃれな服などほとんど持っておらず
一張羅に近いブルーのジャケットにジーンズという出で立ちで
通っておりました。

裕子という名前が女なのか男なのか
外国人の先生にわかるはずもなく、
中には私が男の子だと思っていた先生がいて

1学期目の成績表には私について
”He” と書いてあり(自信を持って男だと信じていたようです)

2学期目には
”。。。” 主語がなく(自信なくなり無難に主語をはずし)

ようやく3学期目に
”She” と書いてもらえました。(しまった!と思ったかどうか)

同級生の女の子たちは
15歳にしてお化粧はばっちり
ピアスもブレスレットもジャラジャラ
爪もきれいに伸ばしてマニキュアをしていました。

今では日本でも
小学生からおしゃれに気を使っているようですが
当時は華やかなハイスクールの生活に
驚きと期待でいっぱいになったものでした。

毎日生活しているうちに
自分の英語力を棚に上げ、

「なんだか日本人て地味だし
顔も平坦だし、英語も下手だし、つまらないな。
どうして日本人に生まれてしまったんだろう。。。」
などと浅はかにも考えました。

まだ思春期だった私は
同級生たちの華やかな様子に憧れて、
自分が
「真面目で勤勉で清潔だけれど
地味でぱっとしない日本人」
だということに不満を感じていました。

それなのに、
何か不都合なことがあると
「私は日本人なんだから。。。」
と逃げていました。

今となると
「八百万の神様、ごめんなさい。」
と思うばかりです。

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