バイオリンバンドの練習 言い訳の通用しない心地よさ

バイオリンバンドの練習 言い訳の通用しない心地よさ

隔月で練習しているバイオリンバンド
メンバーのレベルが高くて
毎回冷や汗をかきながら参加しています。

ピアニストのK君は若いけれど
凄腕で
どこかろう長けているところもあって
とても面白い。

前回は、カウント出しやエンディングを
迷っては人に頼る私に
びしっと言ってくれました。

「『エンディング私が決めるの?』ってどういうことですか??
僕たちは中村さんの指示を待ってそれに合わせるんですよ。
その為に練習してるですよね?」

あれ以来心を入れ替えました。

そして
今回はバラード曲のソロのことで
またもやびしっと言ってくれました。

私は今まで、
バラードはあまりにもメロディが美しいので
それを歌い上げることにエネルギーを注ぎたい。
そのあと陳腐なソロで曲を台無しにしたくないので
アドリブはしないと決めていました。

するとK 君は言いました。

「どういうことですか?アドリブやらないって。
せっかくバイオリンなのに。。。
これ、一番おいしいところですよ!

そりゃメロディには誰もかないませんよ。
でもそれなら陳腐なアドリブにならないように頑張ればいいじゃないですか?
そのための練習でしょう?」

「僕はやれと言われたら何でもやりますよ。
だから中村さんも逃げないでやってください!」

はい、やります!

言い訳は通用しないこのバンド。
それがとても心地いいのです。

みんなジャズが大好きで
「いい演奏をしたい!」
その思いから出る言葉は
厳しくてもスッと心に届いてくるのです。

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